IT企業と一言で言っても、スマートフォンアプリを作るものや大型のサーバーを管理するもの、銀行口座を繋げるものといった様々な企業が存在している。
しかし、渋谷に集まるITベンチャー企業の多くが、Web開発やアプリ開発を行っている。
渋谷のIT企業の数は都内23区において3番目に多いと言われているのにも関わらず、その多くがWebやアプリの開発を行っているのはなぜなのだろうか。
実はその理由は、明確には分かっていない。
しかし、一般的には、若者文化の発信源である渋谷という土地柄が影響しているのだろうと言われている。
Webサイトやアプリは、若者と密接な繋がりがある。
多くの若者は少しでも時間があるとスマートフォンでWebサイトを閲覧し、そしてゲームや音楽などを楽しんでいる。
これらはまさに、渋谷のIT企業が得意としているものだ。
また、人気のあるサイトやアプリの中には渋谷で制作されたものも多く、渋谷のIT企業が若者の流行を生み出していると言っても過言ではない。
若者文化と渋谷のIT文化の関連性は明確に説明できるものではないが、何らかの関係性は認められるだろう。
また、渋谷では、Webやアプリの開発に関する勉強会や交流会が盛んに行われている。
大手IT企業を中心に開催されることが多く、勉強できるだけでなく人間関係の構築にも役に立つ。
コンテストも盛んに行われており、競争が活発である点も特徴的だ。
もしWebやアプリの開発に携わりたいのであれば、競争が活発な渋谷で働くことは大きな成長につながるだろう。